Friday, November 09, 2007

グルジア-ロシア戦争勃発の恐れ

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グルジアで非常事態宣言が発令されたようです[1]。

グルジア:非常事態宣言の発令
1.11月2日より連日、トビリシ市中心部の国会前等においてサーカシビリ大統領の辞任等を求めて数万人が参加する大規模反政府集会が行われています。これに対し、7日には、警察当局が、放水、催涙ガス等を使用して参加者を排除した結果、約500人が病院に搬送され、約90人が入院したと報じられています。

2.7日深夜、サーカシビリ大統領は政情を安定させるため、グルジア全土に対し15日間を期限とする非常事態宣言を発令しました。これによりグルジアでは、デモや野外での政治的集会が禁止されるとともに民間のテレビ放送等が制限され、さらに教育機関の活動が一時停止されています。

3.つきましては、グルジアへの渡航・滞在を予定される方は、次の事項に十分注意するとともに、報道等により最新の情報を入手するよう努めてください。
(1)集会が行われている国会周辺や政府関係施設周辺には不用意に近づかない。
(2)大勢の人が集まる場所には近づかない。
(3)特に夜間は不要不急な外出を避ける。
 なお、グルジアに対しては、現在「危険情報」も発出されていますので、同情報にも留意してください。

(問い合わせ先)
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ:

ロシアとの関係悪化を指摘する記事もあります[2]。

グルジアの首都トビリシで、野党勢力のデモ隊と治安部隊の衝突が激化し、サアカシュビリ大統領は7日夕、全土に非常事態を宣言した。親欧米の現政権は、ロシアがデモ隊を扇動していると主張し、ロシア外交官3人の国外退去処分を決定。ロシアは激しく反発している。
...
ロシア外交官の追放について、サアカシュビリ大統領はテレビ番組で「ロシア特殊機関が工作を行っている」と主張。「我々の民主主義を守るために、政権の強い措置が必要だ」と述べた。

これに対しロシア外務省は「グルジアの措置は無責任な扇動であり、対抗措置をとる」との声明を発表。

非常事態宣言に対する国際的な批判をかわすために、サーカシビリ大統領は次期大統領選挙の前倒し実施を約束しているのですが、それがロシアの工作の勝利だとする記事もあります[3]。

いずれにせよ、この事態に乗じて、ロシア軍がグルジア国境付近に移動を始めている模様。ロシア軍予備役の友人からの情報です。友人の部隊も明日国境地帯に移動するそうです。戦争になるかも。

参考文献

  1. グルジアで非常事態宣言発令 外務省スポット情報(2007/11/9), 時事通信.
  2. グルジア全土に非常事態宣言 ロシアとの対立激化, 朝日新聞.
  3. "A victory for Russia's secret war as Georgian leader calls election", the independent.

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