Thursday, November 29, 2007

Mac OS X 10.4.x でごみ箱にファイルを移動すると「すぐに削除されます」となってしまいます

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Mac OS X 10.4.x (Tiger)でごみ箱にファイルを移動すると、通常はごみ箱のなかにファイルが移動し、削除は任意のタイミングでユーザーが実行できるようになっています。ところが、なんらかのきっかけで、ファイルをごみ箱に移動した時点で「項目"なんとか"はすぐに削除されます」となり、ごみ箱に入らずに削除されるようになってしまうことがあります。また、10.5.x (Leopard)では、ごみ箱にファイルを移動するたびにパスワードの入力を求められるようになることがあります。双方とも、原因は「ごみ箱」フォルダーのオーナーが変更されてしまっていることです。直し方は次の通り。

「ごみ箱」の実体は ~/.Trash です。正しいowner/groupはユーザーのものです。これだけでわかるひとは自分で直して! わからないひとは次のようにしよう!

まず「~/.Trash」のオーナーを見てみましょう。「ターミナル」を起動します。「ターミナル」は「Applications」→「ユーティリティ」のなかにあります。起動できたら次のように入力。

% ls -ld ~/.Trash
drwx------  67 root  iwa  2278 11 16 16:32 /Users/iwa/.Trash/

ここでは「iwa」がユーザー名です。root iwa となっているところが正しくは iwa iwa となっていなくてはいけません。次のように入力して修正します。

% chown -R iwa ~/.Trash

できたらもう一度、「~/.Trash」を確認してみましょう。

% ls -ld ~/.Trash
drwx------  67 iwa  iwa  2278 11 16 16:32 /Users/iwa/.Trash/

これでなおりました! パチパチ! この現象、ATOKが入ってるとなることがあるみたいです。要注意!

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