Saturday, July 12, 2008

iPod touch 2.0でスクリーンショットをとる方法

無事iPod touchも2.0になりましたね。1.1.4のころからスクリーンショットをキャプチャーするソフトはありましたが、2.0から標準で装備されることになりました(参考文献[1])。 操作も簡単で、スリープボタン(本体上のボタン)をおしながら、ホームボタン(画面の下の丸いボタン)をポチとするだけ。ホームボタンは短くおしましょう。両方のボタンを長押しすると電源を切る画面になっちゃいます。

すると画面が一瞬白くフラッシュして、キャプチャーした画面が「Photos」の「Saved Photos」に入ります。

iPod touch 2.0

図1. 「Photos」の

iPod touch 2.0

図2. 「Saved Photos」に入ります

そして、キャプチャー画像の一覧から所望の画像を選んで、

iPod touch 2.0

図3. キャプチャー画像の一覧からひとつ選んで...

左下の矢印が飛び出すアイコンをクリックすると、

iPod touch 2.0

図4. 左下のアイコンをポチッと押すと...

(1)壁紙にする (2)メールで送る (3)電話帳の写真にするの3通りの操作が選べます。

iPod touch 2.0

図5. 3種類の操作が選べます

iPod touchから取り出す場合は、メールとしておくればいいですね。メールとしておくるのは無線LANの接続と、iPod touchの「Mail」のセットアップが必要です。ここでは詳しくは書きませんが、ごく簡単です。

iPod touch 2.0

図6. こうやってメールで送れます

うーん、なかなか便利。jailbreakしていれるスクリーンショットのソフトだと、スクリーンショットをとったあとに画像を転送するのがsshdを起動しておかなくてはいけなかったりして面倒だったのよね。iPod touch 2.0はMailが標準装備ですからいいね! しかし、便利は便利なんだけど、何枚もキャプチャーしたら、いちまいづつメールで送るのもめんどくせー、デジカメみたいにぜんぶまとめてガッと本体に転送できませんかね? とおもったら、なんと!

iPod-with-iPhoto

図7. iPhotoにiPod touchが!

iPhotoを起動してみると、iPod touchがデバイスのところに現れました。これでデジカメみたいにガッと転送できそう! 便利! でもなんか、キャプチャー画像が空白になってる...一抹の不安がこころをよぎります。大丈夫か? えいっ、「Import All...」!

Unreadable files...

図8. 「Unreadable files」! なんで!

がーん、なんかエラーで取り込めない...便利だと思ったのにー。実ははじめの1回だけ画像の取り込みがうまくいったのですが、その後はずっとこんな感じでできませんでした。うーん...? のちほどiPod touchをリストアしてもう一度試してみます。

2008.7.17追記

家のマシン(iTunesとシンクロしているマシン)につないでみたら、ふつうにiPhotoに読み込むことができました。デバイスのところではあいかわらず空白ですが、画像そのものは無事転送できました。なんだろ?

iPhoto and iPod touch

図9. ふつうに転送できました

参考文献

  1. 「iPhone 3G」のスクリーンショットをキレイに撮る方法, iPhone・iPod touch ラボ, 2008

Friday, July 11, 2008

iPod touch 用ファームウェア2.0がリリース?

本日、iPhone 3Gが発売になりましたが、それと同時に旧iPhone/iPod touch用のファームウェアのバージョン2.0がリリースされるそうです。iPhone用は無料だけど、iPod touch用は有料($9.95)とのこと(参考文献[1])。

いま「iTunes 7.7」にiPod touchをつないで、ファームウェアの「Update」ボタンを押したら、2.0があると表示が出ました。

iPod touch 2.0

図1. iPod touch Firmware 2.0 デタ

この状態で「Update」ボタンをおすとこんなダイアログが出ます。

iPod touch 2.0 on iTunes Store

図2. iPod software 2.0 買いますかー

曰く、「iPod用の新しいソフトウェアバージョン2.0を買うことができます。iTunes Storeで詳しいことをみますか?」みるみる! もちろん! で、「Learn More」をポチ。すると...

could not complete...

図3. ええええ

なんかエラーだ! まだ買えないみたい... ^^; はやくしてー! しかも何度かやってたら

oh no, not you again!

図4. なんで1.1.4にもどるの!

また「1.1.4が最新です」にもどってしまった! オウノーノットユーアゲイン! とミックジャガーも言ってますよ! というわけで、2.0がちゃんとインストールできるようになるまで、youtubeをお楽しみください。どんなわけだ。

2008.7.11 23:58現在、最新ソフトウェアのバージョンは2.0になったり、1.1.4になったりを繰り返しています。インストールできるようになるまでにはしばらくかかりそうな予感...

2008.7.12 1:36現在、しばらくまえからAppleのiPod Touchのページに「Software Updateを購入」というリンクが表示されているようです。ただし、これもiTunesからUpdateを試みたときととおなじ結果になります。うーん。まだー?

appstore

図5. 「Software Updateを購入」するためのリンクはあるけどちゃんと動作しない!

2008.7.12 8:35現在、iTunes Storeが「temporally unavailable」だというエラーは出なくなりましたが、しかしあいかわらずiTunesストアには接続できません。まだー?

2008.7.12 18:52現在、ようやく買えるようになったみたい。13時半ごろには買えるようになってたみたいですね。

1200yen

図6. iPod touch 2.0 Software Update 1200yen...

1200円ですって。9.95ドルのはずだが...まあそんなもんか。さっそく購入!

downloading

図7. ダウンロード中

おーっ、2.0!

iPod touch 2.0

図8. iPod touch 2.0

なんだかずいぶんかかりましたが、ようやく2.0になりましたー。

参考文献

  1. iPod touch ソフトウェア 2.0 流出、無料でインストール可能?, Engadget日本語版, 2008
  2. Apple - iPod Touch - App Store

Wednesday, July 09, 2008

タイ語の翻訳

某所にて頼まれたので、タイ語の翻訳をしました。といっても...

movie by poj arnon

図1. 翻訳するタイ語

この1行だけ! これぐらいならすぐだね。なんかの映画の字幕らしいです。

これ、文字がデザインされてて初心者にはわかりにくいのですね。広告などでよくある書体ですけども。ふつうのデザインの文字に直すとこうです。「ภาพยนตร์ โดย พจน์ อานนท์」。順番に行くと、はじめの「ภาพยนตร์ 」は「パパヨン」と読んで、映画という意味です。ほう。つぎの「โดย」は「ドイ」と読んで「....で」「...に」です。そして、つぎの「พจน์ อานนท์」がむづかしい。「พจน์」は「ポッ」で字句というような意味らしいのだが、そのつぎの「อานนท์」がよくわかからない。読み方は「アーノン」。なんだろねー、んー、とおもってたら「ポッ・アーノン」で人名だそうです。わからなくて友達にきいてしまった!

全部合わせて英語に直訳すると「movie by poj arnon」。つまり日本語で言うと「監督: ポッ・アーノン」。なーんだ、簡単でしたねー。

この映画、もうすぐ新宿の映画館にかかるそうですが、うちからはちょっと遠いので次回タイに行ったときにVCDでもかってこようかな?

参考文献: タイ語に興味のある人に役に立つ文献を挙げておきました。

  1. タイ語入門, Thai Square
  2. タイ語練習帳, 世界民族博覧会

Tuesday, July 01, 2008

「学力低下は錯覚」

参考文献[1]を読んだ。「学力が低下している」とかいうひとに、ひとこといっておきます。

本書の「目玉」は、以下の二つのパラドックスに単純にして明快な解答を与えていることである。
  • 大学生たちの学力は年々下がっている
  • 高校卒業生たちの学力は下がっていない
...中略...
答え:少子化が進んだから
...中略...
解説:高校卒業生が減っているのに、大学の定員は変わるどころかむしろ増えたから

(この読後感は錯覚じゃないよね? - 書評 - 学力低下は錯覚である より抜粋)

いやもう、まさにその通りで、中教審が盛んに使っている資料を見れば一目瞭然です。くわしくは参考文献[2]あたりをみてほしいのですが、 初等中等教育分科会だけじゃなくていろんな分科会で、何年にもわたって同じ資料を使っています。そのグラフを引用しておきます。

18歳人口と進学率

図1. 18歳人口と進学率 (flickr)
文部科学省「学校基本調査」,国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(平成18年12月推計)より文部科学省作成

18歳人口は近年では平成3年をピークとして、平成20年(今年ですね)まで減少の一途です。今年以降は横ばいになります。それに比べて、大学進学数は微増ですね。その間に大幅に減ったのは「高卒で就職する層」です。計算してみると大学進学率は25%から45%へとほぼ倍増しています。大学生の学力の分布が下ぶれするのもよくわかりますね。

よくみると似たようなことが昭和41年から昭和51年にかけてもおこったことがわかります。ただしこちらは「中卒で就職する層」の大幅減少です。おそらく当時は高校生の学力低下が指摘されたんではないかな? 調べてないけどさ。

ようするに、「昨今の大学生の学力低下はゆとり教育のせいではない」。まあ、あたりまえか。実際には「大学進学率が上昇したので、学力の分布が下のほうへずれた」。つぎは「じゃあ、教育現場はどうしたらよいのか?」ってのをかんがたいところですね。

参考文献

  1. この読後感は錯覚じゃないよね? - 書評 - 学力低下は錯覚である, 404 Blog Not Found, 2008
  2. 中央教育審議会 初等中等教育分科会(第59回)議事録・配付資料